久しぶりの休暇を娘と過ごすために、おいしいフルーツが特産の観光地「どうぶつ村」へ車で向かっていた。 村へと続く山道は濃い霧に包まれていて、視界が悪い。 村にさしかかったその時だった、霧の中から突然人影が飛び出した。 私はとっさに急ハンドルを切ったが、車はバランスを失い、沿道のガードレールに激突、 車ごと低い崖をすべり落ちていった。 私が意識を取り戻した時、助手席の娘は無事かとあわてて振り向くと、既に娘はそこにいなかった・・。 私はすぐに車から飛び出し、辺りを覗うと、周りはうっそうとした霧がたちこめる、森の中だった。 そうだきっと娘は私を助ける為に村へ向かったんだ、そう信じ、村へと続く山道を駆け出した・・・。 ■TOP