「四次元のタンスとクロゼット」 






今日は部屋にタンスを飾った。 
これでタンス、クロゼットが揃った。 
僕は早速飾ったタンスに洋服を入れようとした。 
しかし、ここで異変に気付くことになった。 

・・・服が入ってる・・・? 


どういうことだ? 
このタンスはさっきタヌキの店で買って今飾ったばかりのはずだ・・・。 
何故物が既に入っている? 
まさかタヌキの親父が服を入れたのか? 
しかし、タンスに入っていた服はすべて僕が以前クロゼットに入れておいたはずの服だった。 
慌てて僕はクロゼットの中身を見た。 
やはりタンスと同じ服が入っていた。 
種類・・・枚数・・・すべて同じだ。 

・・・だけど、やはり何かの偶然だろう。 
僕はそう感じタンスに入っていたすべての服を売った。 

・・・これでタンスの中身が片付いた。 
僕は気分転換に服を着替えるためクロゼットを開けた。 
しかし、そこに待っていたのはあまりにおかしいものだった。 

クロゼットの中身が消えていたのだ。 

僕はガックリと膝をついた・・・。







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