「ウラナイ」 




夜 22:40 
ある日、役場の前に怪しいテントがたっていた。 
僕は覚悟を決めてテントに入った。 
そこには占い師を名乗る猫がいた。 
「あなたの運勢を100ベルで占ってあげましょう」 
僕は突然のことで訳がわからなかった。 
僕はとりあえず占ってみた。 
すると彼女はタロットカードを使って占いを始めた。 
しばらくして彼女は僕に占い結果を話した。 
「「せつやく」と大きくロゴの入った アドバルーンをハリネズミの女性が空に 放とうとしています 
それにどういった意味と 効果があるのかは、残念ながら かのじょにしか分からないのです 
暗示されるのは「がんこ」「しょうきょく的」「ケチ」・・・とのコト」 
と彼女は意味がわからないことを言った。 
ハリネズミ?きぬよ?あさみ? 
そしてこの結果で何がわかるのだろう・・・。



夜22:55 僕はハッとした。 あと5分でたぬきちの店が閉まってしまう! 僕は全速力で急いでたぬきちのところに向かった。 そのときだった。 これまで起こったことが無い事態が起こったのだ。 僕は転んだのだ。 今まで走っているときは余裕で走れていた。 だが、今は少し走ればすぐに転んでしまうのだ・・・。 一体これはどういうことなのだろうか・・・。 結局転びまくってたからたぬきちの店は閉店してしまった。
夜23:00 僕は仕方が無いので家に戻ろうとした。 しかし、歩いている住人が僕に話しかけてきた。 そして僕に嫌われるようなことを言った。 他の住人も同じだ。 みんなが僕を避けているのか? 僕が何をしたというのだ? そして僕は気付いた。 あの占い師は僕を占ったのではなく呪ったのだ。と・・・。 翌日 僕はいつものように目覚めた。 そして、手紙をチェックした。 ・・・1通の手紙が届いていた。 珍しくあのホンマからの手紙だった。 ○○どの ころんだそうですね? かなり キョーレツに・・・ へいしゃの しょうがいほけんより きゅうふきんが でております   おだいじに・・・ ホンマより そんな・・・。 僕が転んだときを彼は「知っていた」のか? 彼は僕を見ていたのか? 助けてくれ・・・。 僕はここに来る者に狙われている・・・。 僕を消そうとしている・・・。 ああ・・・助けを求めても誰も助けはしてくれないのだろう。 こうしてまた1日が過ぎてゆくのだ・・・。 ■TOP