【始まる悪夢】(単発です) この生活に入って、一日が立った。 …何かが変だ。僕は普通の空間とは違う何かに気付いた。 そういえば、今朝、サムが殺害されたらしい。 …犯罪が起こる事は変わらないのか? 特に話した事も無かったので、気にも止めなかった。 だが…僕は、次の日の夜に家に帰る時に小さく、誰が言ったか分からない様な声をきちんと捉えた。 「このゲームは遊びではない」 …は? この生活がゲーム?そして遊びではないとは? 僕は言い知れぬ恐怖を覚える。 バン。 銃声が聞こえた。聞こえた方向へ僕は自然と走り出していた。 何と、あさみがロビンの脚を撃っているではないか。 もがくロビン。僕はただ見るしかなかった。 あさみが最後の一発を撃とうと拳銃を構えたとき、勝負が決まった。 ロビンが持っていたチェーンソーをあさみに突き、その状態で起動させたのだ。 まき上がるエンジン音。吹き上がる血。あさみの断末魔。 あさみの身体にはチェーンソーがどんどん食い込み、最後には縦に真っ二つになった。 …しまった!ロビンに気付かれた! 「!そこに誰かいるのぉ!?」 僕は脚が竦んでいた。頭が命令しているのに身体が動かない。 ロビンが近付く。 「なーんだ、○○くんかぁ…まあいいや。僕も帰りたいし…」 何を言っているんだ。 ロビンの持つチェーンソーがうなりをあげて僕に襲いかかる。 「なにをする やめ」 プレイヤーDは バラバラになった! 【ロビン】 状態:左脚に銃創 装備:チェーンソー 場所:エイブルシスターズ前 【プレイヤーD あさみ 死亡】 残り9人。 ■TOP