ドウキョニン 





僕は今日も村から脱出しようとしていた。 
でも未だに脱出をすることはできなかった。 
もう無理なのだろうか・・・。 
いや、諦めたらそれは「死」と同じだ。 
この村にいては少しの油断が死へと繋がる。 
一刻も早く脱出しなければ・・・。 

僕は今日、オノを買った。 
すこし不気味なものだったが使い勝手は良かった。 
僕はそれだけで満足していた。 
家に戻り、僕はすぐに寝てしまった。 
だが、ここで大きなミスを犯してしまった。 
家にオノを置きっぱなしにすることは一体どういうことか・・・。 
それは凶器を家に置くと同じことだ・・・。 

次の日 

家からオノが消えていた。 
外に出るといつもの朝が僕を待っていた。 
オノのことなんか忘れていたのかもしれない。 
そのときだった。 

「死ねェェェェェェェェ!!」 
家から謎の男がオノを持って襲い掛かってきたのだ。 
そうだ・・・ 
僕の家には「同居人」がいるのだ。 
僕が眠っているとき他の同居人が目覚め、オノを奪ってもおかしくはない。 
オノが僕に襲い掛かる! 
僕は抵抗しようとしたが・・・。 




僕の首は宙を舞った。 




その日、平和な村は1日で血に染まったという・・・。







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